首相、視察にかこつけ選挙運動? 栃木、山梨でも(産経新聞)

 鳩山由紀夫首相は27日、地方視察の第3弾として高知県を訪れた。首相としての「公務」での視察だが、高知市内では、今夏の参院選に民主党公認で出馬予定の参院議員の事務所開きに出席。視察にかこつけた事実上の選挙運動との批判が高まりそうだ。

 首相は同日、同県香南市の青果市場や商店街、高知市の特別養護老人ホームなどを視察。移動の際には地元住民と一人一人と握手を交わすなど、選挙運動さながらのパフォーマンスを繰り広げた。

 高知市内では、広田一参院議員の事務所開きに出席した後、近くの公園で演説し「今日は首相という立場(での視察)だから、あまり特定の人を応援できない」としながら、「広田さんも一緒の仲間として頑張っている。若い広田さんならできることがたくさんある」などと演説した。

 首相の地方視察は今年に入り3回目だが、栃木県視察では、今夏に改選を迎える梁瀬進参院議員が同行。山梨県視察では同じく改選の輿石東参院議員会長の会合に参加し、「参院選も輿石会長に大きな力を」と呼びかけていた。

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小林多喜二祭 命日に120人、墓前に花 北海道・小樽(毎日新聞)

 北海道の小樽ゆかりのプロレタリア作家、小林多喜二をしのぶ「多喜二祭」が命日の20日、小樽市内の奥沢墓地にある多喜二の墓前で行われた。道内各地や本州から約120人が参列し、実行委が用意した赤いカーネーションを1人ずつ墓前にささげ、冥福を祈った。

 多喜二は1903年に秋田県に生まれ、4歳から約24年間を小樽で過ごした。今年は多喜二の没後77周年に当たる。

 夜には市民センターで「音楽と講演の夕べ」が開催され、ソプラノ歌手の独唱や多喜二を研究する萩野富士夫・小樽商科大教授が多喜二の人柄について講演した。【坂井友子】

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内閣特別顧問に稲盛氏(時事通信)

 平野博文官房長官は24日午後の記者会見で、京セラの稲盛和夫名誉会長を非常勤の内閣特別顧問に起用する人事を明らかにした。25日付で、鳩山由紀夫首相が同日、辞令を交付する。
 平野長官は稲盛氏の起用に関し「今後の国家、社会の在り方、特に日米関係を含む外交関係や、経営感覚を生かした行政刷新などに関し、大所高所の立場から指導してもらう」と述べた。 

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<千葉大生殺害>逮捕もっと早ければ… 知人ら悔しさ訴え(毎日新聞)

 千葉県松戸市で昨年10月、千葉大4年の荻野友花里さん(当時21歳)が殺害され自室が放火された事件で、県警は17日、竪山辰美容疑者(48)を強盗殺人などの容疑で再逮捕した。竪山容疑者はこの事件以外にも女性ばかり4人を殴るなどして現金やキャッシュカードを奪った罪に問われているが、殺害まで至ったケースはない。教員を目指し、大学卒業の目前だった荻野さん。なぜ殺されなければならなかったのか。知人らは口々にやりきれない思いを訴えた。【黒川晋史、斎川瞳、西浦久雄、中川聡子】

 「もう少し早く(容疑者が)捕まっていれば……」。荻野さんがアルバイトをしていた松戸市内の居酒屋店主は悔しがった。

 起訴状によると、竪山容疑者は荻野さん殺害事件が起きる直前の数週間で、県内の女性宅に2回侵入、計3人の顔を殴って現金などを奪ったとされる。この段階で逮捕されていれば、荻野さんは無事だったのではないか、との思いがあるからだ。

 店主によると、荻野さんは大学2年の時に松戸市に転居し、開店間もない居酒屋でバイトを始めた。授業が終わるとジーパンにスニーカー姿で自転車をこいで出勤。週3〜4日、午後6時から午前1時ごろまで、添え物のネギやキャベツを切り、飲み物を作って運んだ。未明に帰宅しても翌朝は授業に出席。バイトもまじめで、高熱を出しても出勤した。店主は「無遅刻無欠勤。客にも人気で抜群の働きぶりだった」と振り返る。

 頭も気だても良かった荻野さん。ただ経済的に楽ではなく、苦学している様子だった。ある日、店主に「私は周りの友人たちと違う」「(兵庫県内の)実家に戻り、家族を助けたい」と打ち明けてきた。「つらい」と涙を見せた時もあったという。それでも夢があった。希望があった。「教員になって農業を教えたいんです」と話していた。

 「開店当初に彼女に手伝ってもらい、本当に感謝している。もう一度戻ってきてほしかった」。店主は天を仰いだ。

 荻野さんが所属していた千葉大園芸学部のゼミは今月、卒業論文の発表会を開いた。指導を担当していた三島孔明助教は「いるべき彼女がいないことを改めて実感した。一生懸命発表していたはずなのに。事件は区切りがついたが、悲しみは変わらない」。同学部キャンパスにいた3年の女子学生(21)は「(荻野さんの)命は何だったのか。事件を忘れず、自分の中で受け止めていきたい」と深刻な表情で話した。

 兵庫県稲美町にある荻野さんの実家では17日、取材の自粛を求める張り紙が玄関に掲示された。親類の男性は「やっと、という気持ちが強い。事件を知った時から『なぜ防げなかったのか』と何度も思った。明るくていい子だったのに……」と厳しい表情で語った。荻野さんの両親は千葉県警を通じ「(逮捕を)早速、友花里に報告致しました。協力してくださった皆さんに心より感謝申し上げます」とのコメントを発表した。

 ◇模範囚が出所直後に

 捜査関係者らによると、竪山容疑者は鹿児島出身。以前は千葉県内に住み、運送会社に勤めながら妻子3人を養っていたこともあった。02年4月に神奈川県内で強盗傷害事件を起こして懲役7年の実刑判決を受けたが、服役中は模範囚だったという。

 昨年9月に刑務所を出所し、東京・日暮里のサウナを生活拠点にしていた。同月下旬から千葉県警に逮捕される昨年11月17日までの2カ月近くの間、ほぼ毎日連泊。支配人は「さわやかで礼儀正しいスポーツマンタイプという印象で、朝会うと『おはようございます』とあいさつしてきた。だいたい朝10時くらいに出て行って、夕方に帰ってきた。ここには就職先を探して長期滞在する人がいるので、その手の人かと思っていた」と振り返る。逮捕後の竪山容疑者の様子を知る県警幹部も「おとなしいし、本当にちゃんとしている印象」と話す。

 ただ捜査関係者によると、竪山容疑者は県警の調べに「金がなかった」「冷たい世間に放り出された」などと供述しているといい、県警は自暴自棄になって強盗を繰り返していた可能性があるとみている。

 ◇「捜査積み重ねたどり着いた」県警捜査1課長

 千葉県警の中村修一捜査1課長は17日午後3時からの会見で「県内各地で悲惨な事件が相次ぎ、一つ一つ(捜査を)積み重ね、荻野さんの事件にたどり着いた」と振り返った。

 竪山容疑者の動機については「これから解明していきたい」と述べ、再逮捕時の様子については「淡々と供述している」と答えた。「もっと早く逮捕していれば、という声も取材の中で聞いたが」との質問には、一呼吸置いて「容疑者の割り出しが簡単にはいかなかったと思っている」と答えた。

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東京23区でも積雪か=気象庁(時事通信)

 気象庁は17日午後、関東地方では同日夜遅くから18日朝にかけて雪が降り、東京23区を含む南部の平野部でも雪が積もる所があると発表した。交通機関への影響や路面の凍結に注意が必要という。
 この雪は、関東の東に低気圧が発生するため。18日午後6時までの予想降雪量は、多い所で、茨城県と埼玉県秩父地方、東京都多摩地方、神奈川県西部が5センチ、東京23区などの関東南部の平野部が1〜3センチ。 

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わずか1分で電車進入…高円寺駅の女性救助劇(読売新聞)

 東京都杉並区のJR高円寺駅で15日夜、女性(20)がホームから転落した事故で、救助した男性が線路に飛び降りてから電車がホームに進入するまでわずか1分ほどだったことが、警視庁などの調べで分かった。

 同庁などによると、助けた男性は東京都昭島市、会社員佐藤弘樹さん(24)。佐藤さんは「女性が転落するのを見て驚いたが、とっさに助けなければと思った。女性にけががなくて本当によかった」と話しており、東京消防庁は佐藤さんの表彰を検討している。

 佐藤さんの話やJR東日本などによると、佐藤さんは停車中の電車内で、反対側のホームから女性が転落するのを目撃、すぐに駆け寄って線路に飛び降りた。女性に声をかけたが反応がなく、電車の警笛が聞こえたため、レールとレールの間の枕木部分に女性を寝かせ、自分はホーム下の退避スペース(奥行き約60センチ、高さ約1メートル)に移動した。

 直後に進入してきた高尾発東京行き快速電車(10両編成)はホームの手前約100メートルで非常ブレーキをかけたが、女性の上を4両目まで通過し、5両目で止まった。女性が横たわっていた電車の下と枕木との間は高さ約30センチ、レールとレールの間は1・06メートルしかなかった。

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<普天間移設>社国両党の提案聴取後、政府内で絞り込みへ(毎日新聞)

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で政府は12日、政府・与党で構成する「沖縄基地問題検討委員会」(委員長=平野博文官房長官)で社民、国民新両党から移設候補地の提案を受けた後、政府内部で候補地を絞り込む方針で調整に入った。検討委は社国両党が17日に提案を示した後、月内にも終える方向だが、両党が検討プロセスから外れることになるため、反発も予想される。

 両党は、米領グアムや米自治領北マリアナ連邦テニアンなどを移設候補地として提案する方針。政府は両党の提案内容を聴取後、実現可能性などの観点から両党案以外の選択肢も加えながら候補地を絞り込み、党首級閣僚で構成する基本政策閣僚委員会に報告する。

 検討委は当初、3月末までに候補地をまとめる方針だったが、各党の立場が異なることを考慮し、政府内部で絞り込むことにした。

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 与謝野氏「申し訳ないがわれわれは選挙に負けた。世論調査は自民党が嫌だから民主党に入れたと。鳩山首相に期待というのは2%だ。あなたが代わっても他の人が担いでいく。隣に菅氏もいる。税を逃れると書いて脱税だ。そんなものを知らなかった。あなたが知っていたということは証明できないが、知らなかったというだけで首相失格だ。知っていて税金を納めなかったのも失格だ。こんな人に日本は任せられない。一つだけ教えてほしいが、首相公邸に入るまで42日間かかった。公邸を修理したと思うが、どこをどのように、どの予算で直したのか。今じゃなくてもよい。書類を提出してもらえるか」

 首相「必ずしもすべて理解してないが、風呂場と、それから洗濯機を変えたかもしれない。そのくらいかもしれない」

 与謝野氏「どういう予算を使ったか、書類で出してとお願いしている。今日でなくていいが、平野博文官房長官に関してアングラ雑誌を含めて、暴力団関係者がやっている組合から非常に親しいと。親しい関係をもって、選挙後にあいさつ状も出している。組合の一番偉い方は非社会的企業のフロント企業と言われている。だから、組合との関係とか経緯とか、そういうのを後で丁寧に説明いただきたい」

 平野氏「そういう雑誌でいろいろ書かれているのは、このごろいっぱい書かれているので事実か分からないが、暴力団関係とはお会いしたこともない。私が会っておりませんと言っている」

 与謝野氏「あいさつ状を出した理由は」

 平野氏「承知してないが、選挙を含めていろいろなところにお願いを言っている。事務所で出しているかはチェックする」

 与謝野氏「知る限りの事実を申し上げた。従って首相が反論するためには先ほど挙げたような証人に来ていただいて、首相を擁護していただく必要がある。民主党として証人喚問に合意してほしい。

 政治姿勢だが、経済界は怒っている。成長戦略を作るから官邸に来いというので、意見を言うために行った。しかし、菅氏は会議中に居眠りしいたと。何のために行ったのだと。こんないい加減な作り方をしたら、誰も信じない。経済人を呼ぶならしっかり意見を聞かないといけない。何のための国家戦略か。居眠りばかりして、目が覚めたら携帯電話ばかりと。そういうお行儀が悪い例はいっぱいある。

 長妻昭厚生労働相は年金に詳しいという。しかし厚労省は嫌になっている。年金記録には詳しいが、年金も医療も介護も福祉政策も何も知らない。ことがあると、部下を怒鳴ると。嫌なことがあるとうちにかえる。

 首相、あなたは日本を運営している。閣僚を監督しなきゃダメだ。今日の疑問点を解明するため、証人喚問をしっかり討議いただきたい」

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 ■「船員の安全守って」

 和歌山、高知、千葉、東北地方など国内各地の沿岸地域には、古くからクジラ漁の歴史がある。長崎県新上五島(しんかみごとう)町の有川地区も伝統的にクジラ漁が盛んだった。今でも冠婚葬祭などの地域の行事にはクジラの刺し身は欠かせない料理。クジラでだしを取ったうどんは、どこの家庭でも親しまれている。

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 有川町漁業協同組合(中山弘光組合長)の浜崎永吉参事は「昔から鯨食文化があり、今も当然のように食べている」と強調。環境保護を標榜(ひょうぼう)する米団体シー・シェパード(SS)の抗議活動については、「受け入れられない主張だ。クジラを食べるのは、欧米人が牛肉を食べているのと同様に文化だ」と話す。

 「クジラなどの哺乳(ほにゅう)類保護、動物愛護という意見はあってもよいが、暴力的な抗議活動を行うことは許されない」と批判する。

 ◆実質的に釈放

 SSに対し、政府はいまでこそ対策を積極的に検討している。「予算がかかっても海上保安庁の巡視艇を警備に派遣すべきだ」という声も高まりつつある。しかし、数年前までは妨害を受けても、政府は「とにかく逃げろ」と指示するばかりだった。

 背景にあったのは捕鯨の是非が議論され続けている国際捕鯨委員会(IWC)。賛成派と反捕鯨国の勢力が拮抗(きっこう)しており、水産庁を中心に「SSに対抗すれば、逆に反捕鯨派を刺激し、勢いづかせる」という考えが根強かった。

 そうした考え方が変わったターニングポイントは平成20年だった。その前年、南極海で捕鯨船にSS活動家が乗り込んでくる“事件”が発生し、船員らは活動家の身柄を拘束した。しかし、政府は反捕鯨国オーストラリアへの引き渡しを決め、実質的に釈放した。

 「トラブルを拡大しない」。そんな考え方があったが、SSはその後も妨害を繰り返している。トラブルを拡大しているのはSSの方だった。

 「なぜ、あのとき逮捕しなかったのか」。公海上でも日本船への不法侵入者は日本の法律が適用されるため、逮捕もできた。批判は高まり、日本側は少しずつ対SS強硬策にかじを切り始めた。

 ◆海賊ではない

 政権交代を果たした民主党は昨年末になって、捕鯨や船舶関係者からSS問題などについて意見を聴く議員協議会を開いた。その場で、全日本海員組合の近英男(こん・ひでお)水産部長が、大きな声を張り上げた。

 「国民がテロに近い暴力にさらされ、生命の危機を感じているのに、助けようとしない政府がどこにあるのか」

 返す言葉もなく押し黙る議員たち。「政治に、なんとかしてもらいたい」。多くの出席者から不満が漏れた。

 SSの公海上での暴力行為に対して、日本の現行法制は逮捕など取り締まりを認めていない。国連海洋法条約は、海賊ならば公海上でも逮捕を認めているが、政府は「海賊とはいえない」との外務省の見解を採用している。環境保護を主張するSSは、略奪目的の「海賊」ではないという解釈だ。

 ◆政権交代が“壁”に

 これに対して農水省は逮捕を可能にする法整備を求めてきた。昨年3月には石破茂前農水相が「SSは海賊と同じだ」として、ソマリア沖の海賊を取り締まる海賊対処法を適用するよう求め、それが拒否されるとSSを対象にした新たな新法制定を求め、水面下で法案の骨子まで作成した。

 しかし、それも政権交代によって、握りつぶされた形になっている。今の政府の大勢は法整備に冷ややかだ。

 「ただ、船員の安全を守ってほしい、それだけなのに…」

 近部長はそう話す。多くの調査捕鯨関係者らの気持ちだ。

 SSの暴力を野放しにすることで、重大な人的被害を受ける可能性は強まる。そのときまで問題を放置していいのか。日本の調査捕鯨船団はいまもSSの脅威にさらされながら、南極海で航海を続けている。

                   ◇

 連載は、尾島正洋と菅原慎太郎が担当しました。

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 中井国家公安委員長は16日の閣議後の記者会見で、平野官房長官が15日に地元・大阪に日帰りで戻っていたことを明らかにした。

 平野氏は帰阪の予定を公表していなかった。政府の危機管理を担当する官房長官が非公表で東京を離れるのは異例だ。

 中井氏は「(平野氏は)情報が漏れて相手にご迷惑をかけたというので、お断りに行った」と述べた。政府関係者によると、平野氏は16日に発表した「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」のメンバーが事前に報道されたことについて、関係者に釈明するために帰阪したという。平野氏は16日午前の記者会見で事実関係の確認を求められ、「コメントしない」と説明を拒んだ。

 官房長官は大地震や安全保障上の危機に即応するため、ほかの閣僚と違って海外出張などには行かず、東京にいるのが通常だ。不在の場合は、官房副長官が代役を務める。

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